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初歩的な仕込み1〜入力編〜
ここでは、ある程度オーディオに通じている人なら誰にでもできそうな、現場での音の出し方を考えてみましょう。地元の夏祭りとかカラオケ大会とかで、個人がボランティア的に行う程度のレベルです。
必要な機材はこのページで確認したので、今度は仕込み方です。
とりあえずこのようなシステムを組んでみましょう。
- マイクは1本
- CDプレーヤは1台
- 全体をステレオで構成
- ハウリング抑制用にGEQも仕込む
マイクをミキサーにつなぐ
ここで迷う人もいないかもしれないけど、一応絵を描いてみました。
ミキサーには、小規模イベントにちょうどよさげな YAMAHA MG124CX を参考例として使ってみます。
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2012/3/8 追記:MG124CX はサウンドハウスで廃盤になってたので、類似規模機種として YAMAHA MG124CR をここにご紹介しておきます
入力端子っぽいのが縦に3つありますね。上から、
- マイクレベルの機器をつなぐXLR(キャノン)ジャック
- ラインレベル機器をつなぐホーンジャック
- エフェクタ等をインサート接続するホーンジャック
です。この機種を含め小規模ミキサーでは、XLRにはマイクレベル機器、ホーンにはラインレベル機器というルールがあります。ホーン端子にはPAD(減器機)が入っているので、マイクをホーン端子につないでもごく小さな音しか出ないのです。
また、XLR端子はよほど変なマイクやケーブルを使わない限りバランス伝送で接続できるので、ケーブルが長くなりがちなマイク類はやはりXLR端子に接続するのが良いのです。
バランス伝送については別の機会に譲りますが、『業務機は原則として必ずバランス伝送。だからXLRケーブルを使うんだ。』と覚えてください。ノイズ耐性に優れた伝送方式なんです。
CDプレーヤをミキサーにつなぐ
マイクをつなぐとき、ライン機器はホーン端子にって言ったよね。そういうわけでホーン端子につなげばOKです。
ほとんどのプレーヤはRCAピンジャックがついているはずですから、ピンプラグとホーンプラグのついたケーブルが必要です。[PR] フォンデュアルケーブルのリンク先にたくさんありますよ。
家電店に行けば変換プラグもありますね。ちょっと高くつくようですが。
CDプレーヤなどをつなぐときは、Lを若番、Rを老い番にして、卓の上でも一目で左右が分かるようにしておきます。ちなみに上の図ではLを2ch、Rを3chとしましたが、私はなんとなくLを奇数番、Rを偶数番に入れる事が多いです。まあ自分で間違えなきゃなんでもいいんですが。
これで、入力周りの準備は終わりました。次は出力編。
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YAMAHA MG124CX-R。
MG124CR にはないエフェクターを内蔵しています。内蔵デジタルエフェクトは16プログラム。