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結婚披露宴における音の演出のおはなし:披露宴のPAって?


まず披露宴とは

ハタチ以上の人で、結婚披露宴という言葉すら知らないなんて人はほとんどいないでしょう。要するに、結婚式を終えた二人が、『結婚しました。これからもよろしくね。』という意味で知人を招待し、料理でもてなす、ただそれだけなんです。

でもただもてなすだけでは間が持てなかったんでしょう、1〜3点程度の衣装を用意し、ファッションショー的な要素が大きくなっています。そして、その衣装を生かすためかただ派手にするためなのか、ケーキ入刀やキャンドルサービスといった、人目を引く演出も採りいれられるのもご承知のとおり。

だいたいの演出というのは出尽くしてしまった感があり、『結婚式(披露宴)ってね、高いお金(ご祝儀ですな)を払ってゴハン食べに行くトコだよ』という独身の女のコもいるとか。

私はよく知りませんが、昔は、自宅にせいぜい親戚が集まったくらいの人数で、それこそ杯を組み交わして宴席を楽しむ、というのが一般的だったようなんですが。ちょっといい料理とお酒を楽しみ、談笑し、二人の将来を祝い、そんな暖かな雰囲気が披露宴に限らず宴席の原点だと思うんです。

演出の原点は優しさ

ここで言う演出は、楽曲による演出のことです。たとえばあなたがちょっと疲れて飲みたいとき、どんな音楽が聴きたいですか?

十人十色の答えでしょうが、西村由紀江のさわやかなピアノかもしれない、小林桂の甘いボーカルかもしれない。あるいはニューヨークのため息と表されるヘレン・メリルかもしれないし、あるいは中島美嘉だったりしてね。 このあたりから、披露宴の食事歓談中のBGMを選ぶヒントが見えてきます。

食べながら飲みながらおしゃべりに花を咲かせるお客さんは、まあいいでしょう。忘れてはいけないのが、ひとりでぽつんとしているお客さん。隣にいた知人はほかのテーブルに挨拶に行っちゃった、手持ち無沙汰で話す相手も居ない、新郎新婦はお色直しでいないし。

こんなお客さんの寂しさ、心細さに気付いてあげられる優しさが要求されるんです。ひとりぼっちでも、とりあえずグラス片手に頬杖ついてくつろげる、そんなBGMを選べなくてはいけません。

そして、今度は新郎新婦の使いたい音楽もできる限り生かしてあげたいですね。
たとえば二人がケーキ入刀にと思って選んだ曲でも、実際は入場シーンの方がずっとしっくりくるってこともあります。ただ言われた通りにかけるってのは素人も同然。本当に二人を思うなら、プロとして最大限の提案/構成をしてあげるべきです。
逆に、その曲は使わないほうがいいよ、というアドバイスも必要ですね。曲の聴感だけで二人が選んだ曲も、実際は別れたカノジョをいつまでも忘れられないなんて歌だったりもしますから。

演出は番組制作

私はあまりバラエティ番組なんてのは好きではないんですが・・・ついでに、番組制作もやったことはありません。ビデオの編集(企業のPRモンとか)なら、ちっと経験しましたが。

今、夕食を終えて何気なくテレビがついているとしましょう。ついてはいるけど誰が見ているというわけでもなく、食器の後片付けしたり、新聞読んだり、そんな日常の光景です。そこへ、毎週の今日のこの時間に始まる番組のテーマ曲が流れてきました。
『あ、これこれ!』 と奥さんとムスメはテレビの前に集まり、ダンナは 『またこれかよ、たまには俺の好きな・・・・』 と小さくなる。

つまり、だいたいそんな時間かな、という頃にいつものテーマ曲が流れてくることで番組のスタートを誰もが無意識のうちに気付けるのです。
始まってからも、ドラマであればシーンに似合った音楽が、音楽を意識させないくらいに効果的に使われます。バラエティ番組なら笑いを誘うために(結構過剰に)効果音が使われます。このあたりはこの私の文章を読むより、実際にテレビの前に構えて見たほうが感覚として理解しやすいでしょう。

ラジオしかり。曲がふっと流れ始めて、前奏のうちにDJが曲の紹介をし、しゃべりきったところでボーカルがぽん、と。カッコいいですねぇ。

披露宴にもこんな技量が要求されます。具体的なところは追い追いお話ししますが、今は何のシーンなのか、この先何が起こるのか、空間に音楽で意味付けをしていくのが、PAの仕事です。


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