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SONY MDS-JE30の修理

機種名:MDデッキ SONY MDS-JE30 たしか2000年頃の製品。私としては珍しく新品購入、税込39,800円とかいう価格だった。
取り立てて言うこともない普及機。LPモード使用不可。個人的にはLPモードは使わないからいいけど、奥さんのソースが困りもの。
症状:選曲ダイヤル不良。1曲次に行きたいのに2・3曲飛ばしてくれたり。

私の常用機です。LPモードが使えないのは少々不便ですが、個人的には困ってません。標準モード以外は使わないので。 症状は、「本体の選曲ダイヤルで選曲したら、1曲次に行きたいのに2・3曲飛んで行ってしまう。時によっては2・3曲かそこら前に戻ってしまう。逆に1曲戻したくても同じように何曲目に飛んで行くか分からない」 というものです。 さて、ばらしてみますか。故障箇所の見通しとしては、選曲ダイヤル=ロータリーエンコーダの接点不良です。

ロータリーエンコーダとは、ダイヤルを回したときに、それが右回りなのか左回りなのかを判定するための電気的な仕組みのことです。回転方向と同時に、いくつ回ったのかもカウントします。このため、「進む方向に/戻る方向に」 「何曲移動するのか」 を指示できるのです。 ちょっと前まで当たり前だったボールを使ったマウスもロータリーエンコーダを使用してるようです。しかしそのボールマウスも内部は光学式になり、ボールの部分すらも光学式になり、レーザーを使ったものになりました。でも、原理は変わらないようです。


作業開始


問題の選曲ダイヤルです。

筐体を開けるついでに、この入出力端子も再半田で補強することにしましょう。たまに、配線直後に音が出ないことがありました。このへんは最後の方で書きます。 光入力端子のキャップをなくしてしまって、ガムテープで塞いでるのは愛嬌ってことで(−−;)

開けました。なんか詐欺みたいにスッカスカな内部ですね。MDデッキを買ったのでなくて、空気を買ったような気が。

どうでもいいけど、ジャンパーだらけだなあ。

さて、フロントパネルを外しましょう。まず、ダイヤルのノブ (つまみ) を外します。少し力を入れてまっすぐ引き抜きます。 実は、最初にこれを外さないといけないのは、分解しながら後から気づいたことなんですが(^^;)

次に、底面の5本のネジを外します。

そして、両サイドにある、フロントパネルとシャーシのヒッカケを外します。(プラスチックのフロントパネルをツメみたいな構造でシャーシに留めてあります。)

フロントパネルが外れました。

作業性を上げるため、基板とフロントパネルをつないでいるフラットケーブルを外します。赤丸の部分にあるコネクタから、ケーブルを引き抜くだけです。ここにはロック機構がありませんでした。

よく見ると、フロントパネルには2枚の基板が使われています。そして、その間は接続されています。選曲ダイヤルのある基板を外したいのですが、この接続部分は気をつけないといけなさそうです。

接続部分です。柔軟性のある金属の・・・ハリガネみたいなのでフラットケーブルみたいな感じにしてあります。コネクタが使われていますが、基板じか付けのようで、外すのは簡単ではありません。なので、ここに気をつけながら慎重に作業することにします。

ダイヤルのついているほうの基板を外します。10箇所ほどのネジを外せばOKです。

問題のロータリーエンコーダです。分かりやすくするために、ノブをつけて撮影しました。
エンコーダ自体の密閉度が高く、「エンコーダの隙間から接点復活剤」 という手段は使えませんでした。このエンコーダを外し、分解してみることにしましょう。裏から半田ごてを当て、半田吸引機で半田を除去して取り外します。半田吸引機は、半田吸い取り線でもOKです。

外れました。こいつをバラして内部を清掃するわけです。
赤矢印のところにあるツメを、マイナスの精密ドライバで起こして分解します。

内部は細かな金属部品のカタマリです。うっかりバラしてしまうと元に戻せなくなるかもしれんので、このように少し開いた程度のところで作業します。矢印の先、暗いですがエンコーダを構成する接点部品が見えてます。

上の写真の接点部品に、接点復活剤を吹きかけます。そしてエンコーダを組み戻し、「ぐりぐり」 とダイヤルを勢い良く回します。
こうすることで、接点に絡んだゴミ・よからぬ皮膜などを除去します。

終わったらエンコーダを元通りに組み立て、基板に半田付けします。そして、さっきまでと逆の手順でフロントパネルを元に戻しましょう。

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これで、ロータリーエンコーダの修理(清掃)は終わりました。

さて、次は入出力端子の再半田です。基板を外さないと作業できません。
面倒なのは、

  • トランスや端子台が基板に半田付けさてていて
  • かつそれらがリアパネルにネジ留めされている

ということです。
というわけで、トランスと端子台をリアパネルに固定しているネジを外しましょう。


リアパネルのネジを外したら、いよいよ基板を外します。ネジと、名前は知らないけど柔らかいプラスチックのヒッカケで留められています。プラスチックのヒッカケは、ラジオペンチでつぶすようにしながら基板を持ち上げればOK。少々慣れが必要かも。


入出力端子を再半田します。実は数年前に一度、同じ作業をしたことがある機体です。これ以上半田をつぎ込むとお団子になるし、かといって半田ごてを当てるだけでは仕上がりが汚くなりがちです。
なので半田吸引機+半田ごてで一度古い半田を除去したうえで、改めて半田付けしました。

試運転。
選曲が正確にできるようになりました。Good Job !


完了。

直りました。
あと何年生きることでしょう。がんばれ、MDS-JE30。

2006/6/10


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